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防災セミナーで「もしも」のときに備えよう!

こんにちは!

大人の島体験生として、海士町教育委員会でインターンをしています山田 将史(やまだ まさし)です。

今回は、3/9(土)に開催された「防災セミナー」の様子をお届けします。


今回の防災セミナーは、自主防災体制を整え、安心して暮らせるまちづくりにつなげることを目的に開催されました。

海士町内14地区の区長や公民館長、また、災害時の避難所として指定されている学校の教職員など合計で30名程の方々にご参加いただきました。

まだまだ寒い中、多くの方が足を運んでくださいました

当日は、日本赤十字社島根県支部から2名の指導員を講師としてお招きし、災害時の避難所のことについて教えていただきました。

災害時、実際に被災地で活動した経験を持つ講師の方々にお話をしていただきました

また、今回の防災セミナーではHUGの体験会も行われました。

HUG(ハグ)とは・・・
「避難所運営ゲーム(Hinanjo Unei Game)」の頭文字をとったもの。避難者それぞれが抱える事情が書かれたカードを避難所に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また、避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲーム。

6, 7人ごとのグループに分かれ、各々が避難所を運営するスタッフとしてゲームを進めていきます。

ゲームで避難してくる人の中には、妊婦の方、持病のある高齢者の方、ハンディキャップのある方などもいました。

そういった方々を含め、年齢、性別、国籍などがそれぞれ異なる避難者を避難所のどこに配置するのか、グループで話し合いながら決めていきます。

災害時はスピードが命
トラブルにも迅速に対応します
避難所全体に周知したいことがあるときには掲示板を利用します

全員の避難者を配置し終わったら、避難所に見立てた平面図を見ながら全体で振り返りを行いました。

避難所を運営するときに抑えるべきポイントをいくつか教えていただきました

教えていただいたポイントを意識しながらもう一度やってみます。

受付けや掲示板をどこに設置するのか、ゴミの分別はどうするのかなど考えるべきことはたくさんあります。

実際の地震を想定して、皆さん真剣な表情で取り組まれていました
講師の方曰く「10の自治体があれば10通りの避難所がある」とのこと

以下、参加していただいた方の感想です。(一部抜粋)

○ 役割を決めることや協力体制が必要だと感じました。

○ 普段から地域の連帯力をつけておかねばと思いました。

○ 災害時は瞬時に判断することが求められるので、普段から考えていかなければと思いました。

参加していただいた皆さんは、このゲームを通して避難所を運営することの難しさを実感している様子でした。

もちろん災害が起こらないに越したことはありません。

しかし、今は日本のいつどこで災害が起こってもおかしくない状況にあります。

本番を想定してあらかじめ準備しておけば、いざ災害が起こったときにも慌てずに行動することができます。

来年度、教育委員会では各地区ごとに地区公民館での防災講座開催を予定しています。
今回のアンケートでも、参加していただいた方の約8割が「自分の地区でも防災講座を実施したい」と回答しています。
防災意識を高めるためにも少しでも多くの方にご参加いただければと思います。

最後になりますが、今回防災セミナーにご参加くださった皆さんありがとうございました!


海士町教育委員会note
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それでは次回のnoteもお楽しみに!