チャレンジデー2023が開催されました
全国で行われている自治体対抗スポーツイベント「チャレンジデー2023」。
海士町で20年続けてきた本イベントは、今年が最後の開催となりました。教育委員会は実行委員として奔走しました。
1. チャレンジデー2023
本イベントは健康促進や地域交流を目的としたスポーツの大規模祭典です。参加表明した自治体のうち人口規模がほぼ同じ対戦自治体が組み分けられ、全人口当たりの参加率を競います。
今年の対戦相手は北海道愛別町です。キノコが有名で、道内の生産量の大半を占めています。
また場所や種目は自治体の判断に委ねられており、地域によって参加者層や内容の特色が異なります。ちなみに海士町では「キンニャモニャ踊り」「海士弁ラジオ体操」といったこの島ならではの運動や、だれでも参加しやすい軽スポーツが多くみられます。
2. 事前準備
海士町では、全14地区ごとの会場と中央公民館、加えて学校や有志の事業所から参加者を募ります。行う種目と実施時間は各会場が決め、あらかじめポスター等で地区住民へ参加を呼びかけました。
教育委員会の主な当日業務は、各会場スタッフとスポーツ器具の貸し出し、参加者集計です。そのため本番に向けて、前日には軽スポーツ体験会でルールの確認を行いました。
また本年度は特別に、実施種目の幅を広げる目的で島体験生※からアイデアを集めました。
※島体験…隠岐島前地域で行われている3か月間のインターンシップ制度
>制度の概要はこちら!
上の取り組みについて、教育委員会のチャレンジデー担当者からコメントをいただきました。
3. 当日の様子
幸いにスポーツ日和の快晴となりました!
筆者は担当の豊田地区・東地区の2か所を回ります。
<豊田地区>
種目①:キンニャモニャ踊り&海士弁ラジオ体操
青空の下、まずは隠岐民謡「キンニャモニャ」に合わせて踊ります。チャレンジデー当日限定で、民謡の町内一斉放送が行われます。
そのまま続けて海士弁ラジオ体操に移ります。その名の通りラジオ体操の海士弁バージョンです。海士弁ののんびりした語り口調に、場の空気が和みます。
種目②:座り玉入れ
準備運動が済んだところで、今度は男女対抗玉入れを行いました。
対戦形式はスピード勝負、かごに自チームの球を入れ終えたら勝ちです。
スタートの合図とともに参加者たちは身を乗り出し、激しくボールが飛び交います。両チーム必死の形相です。
勝ったチームからは歓声が、負けたチームからはリベンジを求める声が。
戦いを重ねるごとにヒートアップしていく参加者さんたち。
最後には自然と拍手が上がり、場全体が一丸となりました。
<東地区>
両端に玉の付いた紐を梯子状の的(ラダー)に投げてひっかけ、得点を競うラダーゲッター。東公民館では個人戦とチーム戦を行いました。
集中してラダーを見据える参加者たち。神経を張り詰め、慎重に投げていきます。中には高得点を連発する強者もいらっしゃいました。
みんなでにぎやかに、でも競技には真剣に。
一人一人が見事な戦いぶりでした!
3. 結果発表
海士町の戦績は9勝9敗※。
最終戦は勝利で飾りたいところですが、果たして結果は…?!
(※2020年度は開催中止のため勝敗のカウントなし)
・愛別町 参加率51.0%
・海士町 参加率42.7%
残念ながら負けてしまいしたが、956人もの方々がイベントを盛り上げてくださいました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
そして愛別町の皆様、おめでとうございます!
4. 発信者から
聞いた話によると、ある地区では日常的にグラウンドゴルフをする習慣があるそうです。同じ教育委員会所属の大人の島留学生・坂梨さんはチャレンジデースタッフとしてその地区へ行き、熟練のグラウンドゴルファーたちにコツを教えてもらったと、嬉しそうに話していました。
チャレンジデーは終わってしまいますが、皆さんが楽しめるスポーツを通じて、身も心も健康的に過ごせる営みが続いたらいいなと思いました!
>執筆:須田
島前地域の制度「島体験」を利用し、インターン生として海士町教育委員会地域共育係で働いています。
>チャレンジデー2022の様子はこちら!