4年ぶりにちびっこ相撲大会が開催されました!
こんにちは!初めまして
大人の島体験生として10月から3ヶ月間、教育委員会でインターンをさせていただくことになりました山田将史(やまだまさし)です。
よろしくお願いします!
今回は10月14日(土)に行われた第34回ちびっこ相撲大会についてお届けします。
ちびっこ相撲大会とは
隠岐神社秋の例文祭に合わせて行われる奉納相撲大会です。
毎年、町内の小学生が隠岐神社の相撲場に集い、男女に分かれて相撲をとります。
新型コロナウイルスの影響もあり、実に4年ぶりの開催となった今年のちびっこ相撲は大盛況となりました。
そもそも相撲は古来より神事であり、隠岐には元々古典相撲の歴史がありました。
ちなみに島後では、祝い事があったときなどに島を挙げて夜通し相撲をとる「隠岐古典相撲大会」が今でも行われています。
このように隠岐の島々と相撲は昔から深く結びついているのです。
当日の様子
先生方によるエキシビションマッチ
まずは、海士小学校丸山先生と福井小学校森山先生(通称:マルモリコンビ)によるエキシビションマッチ。
2人ともきっちりとまわしを締めて気合は十分!
「はっけよい!」の合図で取り組みが始まります。
激しいぶつかり合いの末、結果は丸山先生の勝利!
普段見ることのできない先生方の姿に会場のボルテージは最高潮に。
白熱! 学校対抗団体戦
続いて、海士小学校と福井小学校それぞれの代表による学校対抗の団体戦が行われました。
5対5の勝負でどちらの選手も素晴らしい取り組みを見せてくれました。
4-0で迎えた最後の取り組みで海士小の選手からは、なんとしてでも1勝をもぎ取るんだという気迫が感じられました。
結果は4-1で福井小の勝利!
福井小が総合力の高さを見せつける結果となりました。
学校の代表として堂々と戦った両校の選手たちに拍手を送ります。
熱戦に次ぐ熱戦! 学年別個人戦
団体戦が終わるといよいよ個人戦に突入です。
海士町のちびっこ相撲大会では男女別・学年別で個人戦が行われ、優勝者には海士町が誇るブランド米「海士の本氣米」が送られます。
どの選手も真剣な顔つきで相手とぶつかり、取り組みが終わったあとも相手に対して決して礼儀を忘れない、そんな子どもたちの姿を見ることができました。
そして、自分の試合でなくても大きな声を出して全力で応援する。
スポーツっていいなあと改めて感じました。
しかし、そんなスポーツにも必ず勝ち負けがあります。
負けてしまった選手の中には悔しさのあまり涙を流す子も。
そんな姿に、見ているこちらとしてもグッとくるものがありました。
この悔しさは来年のちびっこ相撲大会で晴らすしかない!リベンジだ!
高学年による取り組みはレベルも高く、とても見応えがありました。
6年生にとっては最後のちびっこ相撲大会。
悔しい思いをした子もいるかもしれないけどみんなよく頑張った!
感動をありがとう。
こんな場面も
昨今あらゆるスポーツに取り入れられているビデオ判定。
もちろんちびっこ相撲大会にそんなシステムは存在しません。
しかし、やはり行司も一人の人間。
際どい場面では判定が難しいこともあります。
そんなときに活躍するのが土俵の四隅に座っている「検査役」と呼ばれる人たち。
行司の軍配に疑問を感じた場合に検査役は異議ありの意思表示(物言い)をして協議を行います。
実際にちびっこ相撲でも検査役によって物言いがつき、判定が覆ったりもう一度取り直しを行うといった場面が何度か見られました。
競技をする子どもたちも判定を下す大人たちもそれだけ真剣だということです。
執筆者より
今回初めてちびっこ相撲大会に関わらせていただき、その様子を間近で見ることができました。
子どもたちにとっても決して忘れることのない思い出になったと思います。
地域の人たちみんなで1つの行事に取り組み、そして絆を深める。
地域のつながりはこうやって生まれるんだなと実感しました。
素晴らしい文化だと思います。
この先もずっと続いていくことを願います。
最後になりますが、今回ちびっこ相撲大会にご参加・ご協力いただいた皆様ありがとうございました!
次回のnoteもお楽しみに!