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通学合宿が行われました🎒

こんにちは♪
じめじめとした天気が続き、梅雨を感じる季節になりましたね☔
梅雨明けがとっても待ち遠しい、海士町教育委員会インターン生の原花音(はらかのん)です!

さて、今回のnoteは、6月27日~29日に行われた通学合宿についてお届けします!


通学合宿とは

通学合宿とは、海士町内の小学4年生を対象とした宿泊学習のことで、参加した子どもたちは開発センターに宿泊し、整理整頓をはじめ、身の回りのことは全て自分たちで行います。
この通学合宿では次の3つのねらいをもとに行っています。

①  自分のことは自分で行う『行動力』
② 
友人と協力して生活をする『連携力』
③ 
地域の方や家族に対して感謝の気持ちを持つ『感謝の心』

中でも今年度は、"集団生活の中での過ごし方"に重点を置き、通学合宿を実施しました。

どきどき1日目

6月26日、いつも通り学校での授業が終わり、子どもたちは家ではなく開発センターに帰ってきました。
ハイテンションな子もいれば、どこか不安そうな表情の子もいて、これからの3日間どのように行動していくのかとても楽しみになりました。

センターに着いたらまず、自分たちで荷物を運び、開校式の会場へ移動します。
開校式では、通学合宿の3つのめあてを確認したりスタッフの自己紹介をしたりとお互いのことを知る時間となりました。
また、各班で班長決めを行うとともに、通学合宿中の個人目標を決めるなど充実した時間を過ごすことができました。
話し合いの姿を見て思ったことは、海士の子どもたちは主体性がすごくあるということ。
みんなが意見を言いやすい空気を作ることが自然にできていることにとても驚きました。

みんなで夕食準備

宿泊学習といえばの夕食づくり!1日目の夕食はハンバーグでした!
3班に分かれてそれぞれ調理しました。
調理補助をしてくださる地域の方をお招きして、子どもたちと一緒にハンバーグ作りをしてもらいました。
玉ねぎをみじん切りにするときに目が痛くなってしまう子が多かったですが、子どもたちから「お母さんってこれをやってるのすごい!」という感想が聞こえてきてとても嬉しい気持ちになりました。

みじん切りって難しいね
ひっくり返すの上手👏

お風呂タイム

この通学合宿のすごいところの1つは地域の方の協力体制です。
19名の参加があった通学合宿ですが、1日目では9名がホテルのお風呂に行かせてもらい、10名は地域の方のお家にお邪魔して”もらい湯”をさせていただきました。
もらい湯という言葉を初めて聞いた私は、もらい湯制度にびっくり!
全然知らない子どもたちに快く自宅のお風呂を貸してくださる地域の方の優しさ、懐の深さに驚きました。

星空観察

1日目の夜は隠岐しぜんむらの深谷さんと一緒に星空観察を行いました。
本来なら外に出て実際に星空を観察する予定でしたが、あいにくの曇り空だったため、急遽屋内での講義に変更になりました。
星座盤を使用し6月27日に出ている星座について学習をしました。
子どもたちの素直な感想がとても面白く、「晴れてる日にお父さんと見に行こう!」と話している子もちらほら見られ、良い学習の時間となりました。

バーチャルプラネタリウムを体験しました☆彡

わくわく2日目

2日目の朝は6時起床です。
あまりの早さにびっくりしている子もいましたが、誰も寝坊することなく集合できました。早く起きてみんなで朝食作りです。

登校🎒

子どもたちは各小学校に向け歩いて登校しました。
いつもとは違う道に興奮したり、いつもより遠いことに疲れたり、、、。元気よく登校していきました。
私たちスタッフも一緒に学校まで登校しましたが、想像以上に疲れてしまい、毎日歩いている子どもたちはすごいなと感心しました。

各小学校に向けて出発です!

楽しい夕食

2日目の夕食は、カレーでした🍛お世話になった地域の方を招待してみんなで一緒に夕食をいただきました!
子どもたちは、カレー担当班、サラダ担当班、フルーツポンチ担当班に分かれて手分けして作業しました。

カレー担当班
1升の量の多さに子どもたちもびっくり!
地域の方との食事会

もの作り体験

夕食の後は2人の講師をお招きして、ペッタリ作り体験を行いました。
ペッタリとは山陰地方の方言で、正式には「めんこ」と呼ばれるものです。スタッフも子どもの頃に遊んだものだったので、とても懐かしい気分になっていました。

地域の方にコツを教わりました。
うまくひっくり返せたかな?

お茶べり会

子どもたちが物作り体験をしている間、保護者の方はお茶べり会を実施しました。
今回は「子どもにい見せたい大人のふるまい」をテーマに行い、保護者の方が交流できる場となりました。

お茶べり会の様子

最終日3日目

3日目も6時に起床し、プチ修行に出かけました。
プチ修行では、ふるまいに関してお話をしていただき、とても良い時間を過ごせました。

プチ修行の様子

帰ってきた子どもたちは朝食を食べ、開発センターの大掃除を行いました。
階段や調理室、和室など使用した部屋を隅々まで綺麗にしました。

隅々まで綺麗にしました✨
とても綺麗に片づけてくれました。

閉校式

最後に全員で集まって閉校式が行われました。班長が代表して通学合宿の感想を述べていました。
「協力という字の意味が分かった。いっぱい力が集まると協力してみんなで頑張れるという意味があると思う。」や、「親の大変さが分かった。」など様々な感想が出てきて、2泊3日の通学合宿の中で子どもたちが色々なものを感じてくれてすごく嬉しかったです。

班長の発表

執筆者より

私は初めて通学学習に参加させてもらい、どんな子たちが来るのかわくわくしながら当日を迎えました。

子どもたちがセンターに来た日、大声で話す子や走り回る子がいるなど、この3日間大丈夫かなと不安になりました。
大人が注意をすれば、よくない行動をやめますが、それではこの通学合宿のねらいでもある「自立」させることはできないのではないかと悩みました。自分のことばかりに目を向けるのではなく、周りにいる誰かのことを考えて行動できるようにするためにはどんな言葉をかけると良い変化が生まれるのかをこの通学合宿中に考えさせられ、私にとっても良い経験となりました。

1日目、2日目、3日目と日を追うごとに周りに目を向ける子どもが増えたなと感じました。
そして1日目ではスタッフに次の行動を聞くことが多かった子どもも、しおりを見て次の予定を確認することができるなど、短い期間でも子どもはこんなにも変化するのだと気づくことができました。

今回の通学合宿を通して子どもたちに、日々の生活を支えてくれている家族や、いつも温かく見守ってくれている地域の方への感謝の気持ちが芽生えてくれると嬉しいです。

最後になりますが、通学合宿にご協力してくださった皆様、本当にありがとうございました。

では!次回のnoteもお楽しみに~✌


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