海士町がより身近に感じる『海士町史近現代編』を読んでみた!
皆さんこんにちは!はじめまして、4月から1年間、大人の島留学で教育委員会 伝承郷育係でお仕事させていただくことになりました光枝と申します。
よろしくお願いします。
今回は『海士町史近現代編』を紹介させていただきます。
『海士町史近現代編』とは
『海士町史近現代編』は2021年9月に刊行されました。昭和47年に海士町の郷土史家・田邑二枝氏によって先史時代から昭和中頃までの海士町の歴史・文化が詳しくまとめられた『海士町史』の続編です。
『海士町史近現代編』では、明治時代から令和元年までの海士町の歴史・文化がまとめられており、昔から現在の写真もたくさん載っています。
『海士町史近現代編』の見どころ
①隠岐・海士町 季節暦で海士町の四季を堪能できる
海士町の年中行事、旬の魚、季節の花・植物などがまとまっており、海士町の1年の全体像が把握できるようになっています。
私は隠岐・海士町 季節暦を見て、春は隠岐神社の桜、夏頃はキンニャモニャ祭り、秋は海士町の田園風景を散歩したり、冬は正月などの年中行事などに触れてみたいなと想像するだけでワクワクしました。
また海士町の天然記念物、有形文化財、無形民俗文化財も一覧でまとまっているので、それらを巡る散歩も面白そうだなと思いました。
②海士町の伝統的民俗行事や新しい行事について知ることができる
海士町ってどんな祭り・伝統芸能があるのかが気になった時に、『海士町史近現代編』を読めば詳しく知ることができます。
直近だと4月か5月頃にある「お大師さん」と呼ばれる弘法大師を祀るお堂などに参拝する行事があります。
他にも今年は4月13日に隠岐神社外苑で行われた隠岐島綱引き大会、8月の第4土曜日に開催される「キンニャモニャ祭り」などの概要、歴史的背景なども記載されています。
③海士町の産業についての歴史的な背景などを学べる
海士町の産業のところでは、農業、水産業、観光業など海士町の経済を支えている産業について詳しく書かれています。
例えば肉の代わりに、島で収穫したサザエを使った商品「島じゃ常識さざえカレー」や隠岐牛のこと、CASと呼ばれる冷凍技術を使った商品について、隠岐の海運の歴史などがあります。
本記事執筆者より
今年の4月から海士町に移住してきて、これから暮らしていく海士町のことを知りたいと思い、今回『海士町史近現代編』を読んでみました。
海士町の近現代の歴史を写真、文章を通して知ることができ馴染みやすく新鮮でした。
まだ来て2,3週間ほどですが行事も盛りだくさんで、これからが楽しみです。
海士町を自分の目で見て、手足を動かして歴史・文化・自然に思う存分触れて海士町の良さを多くの人に伝えていきたいと思います。
みなさんも『海士町史近現代編』を手にとってみて、海士町について知ってみませんか。