見出し画像

【郷育(さといく)note】 あまごはん・あかもくの混ぜご飯を作ってみた。

皆さん、こんにちは!!
大人の島留学生で教育委員会・伝承郷育係にいる光枝です。
海士町で住んで早いもので3ヶ月目になりました。5月も島でのイベントが盛りだくさんで充実していました。

伝承郷育係では『海士町史民俗編』の編纂に取り掛かっており、食文化も調査をしています。そこで自分たちであまごはん・あかもくの混ぜご飯を作ってみようということで実際に作ってみました。

今回は
あまごはんとは?
あかもくの混ぜご飯

について紹介させていただきます。


●あまごはんとは?


あまごはんの冊子


海士町役場健康福祉課が作成したものによると、
海士の食材を使った昔から伝わる郷土料理、海士のお母さんたちが創意工夫した料理

とのことです。


●あかもくの混ぜご飯について

・あかもくとは

あかもくは2月位から初夏にかけて成長する海藻です。
ご飯や味噌汁に載せたりどんな食材とも相性が良いといわれています。

・あかもくの混ぜご飯の作り方

【材料(4人分の場合)】
お米 3合
もち米 米の1割
あかもく(干) 20g
鶏肉 150g
人参 50g
薄揚げ 60g(2枚)
◎だし汁 300cc
◎みりん 20cc
◎薄口醤油 30cc
◎濃口醤油   10cc
◎砂糖   大さじ2
◎塩    少々

①米ともち米をといで、炊飯器でたきます。
お米3合の場合は水は米3合分の目盛まで入れます。

②人参は千切り、薄揚げは薄切り、鶏肉は小さく切ります。

小さく切った鶏肉(ひき肉でも可)


千切りした人参と薄揚りした厚揚げ

◎印の調味料を沸騰させます。その後、人参・厚揚げを調味料に入れて火が通るまで煮ます。

火が通ったら、汁と具をザルにあげて分けておきます。(汁は後で使うので捨てずに)

③20分以上水につけたあかもくをザルにあげ、さらに熱湯に2分くらい漬けてザルにあげます。その後水分を切ったあと、包丁で粘りが出るまで小さく刻みます。


あかもくをザルで水につけているところ

④炊き上がったご飯に具、あかもくを入れ、だし汁を加えて味付けします。

●あかもくの混ぜご飯を作ってみての感想

完成したあかもくの混ぜご飯のおにぎり


初めてあかもくのまぜごはんを食べて、あかもくの粘りとご飯のホクホク感が噛み合っていて食べ応えがありました。

あかもくをご飯に混ぜる方法があると知り新鮮でした。

海士町に来てあかもくという海藻を初めて知ったので、あかもくを使った他の料理、他のあまごはんについても調べたくなりました。

海士町役場健康福祉課が作成したあまごはんのレシピ本もあります。
郷土料理でピクニックをすれば豊かな時間を過ごせるかもしれませんね。

あまごはんのレシピ本は海士町図書館にも蔵書があるので読んでみるのはいかがでしょうか。



次回予告

6月も村上家資料館で夜神楽があるので待ち遠しいです。
夜神楽の様子も今度お伝えできればなと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!